『アニミズム』

『アニミズム』幼児期の思考の特徴。

非生物が意識、意思、命をもっていると考えること。

これはそんな場面です。↓

シュレッダーに興味津々の子がスタッフに質問しました。
「これはなんで紙が中に入ってるの?」
「これはご飯食べてるねん。紙がご飯やねんで」
「えー、美味しいのかなぁ?」
「んー、聞いてみたら?」

シュレッダーに向かって
「紙って美味しい?」

……。

「聞いてくれへん!」

少し離れた場所にいたスタッフが「美味しいよー」
「先生が言ってるやん!」

もう一度、シュレッダーをぽんぽん叩いて「美味しいのー?」

「ぽんぽんするから何も言わないのかもよ」
と別のスタッフ。
すると今度はシュレッダーを優しく撫でました。笑
「やっぱり言ってくれへんわー」

なんともまた可愛いらしい場面でした。

このような子どもの思考の特徴を生かして「本も頑張ってって応援してるよ」とやる気を持たせたり「鉛筆が痛いって言ってるよ」と物を丁寧に扱うようにすることはままあることだと思います。

中には「そんなことあるわけないじゃないですか!生き物じゃないのに」と言う子もいます。
そういう子は、擬人法や比喩表現がわかりにくい子に多い気がしています。

科学的思考の強い子には、その子に合った表現指導をしなければいけませんが、こんなアニミズム的思考を持つ子には、それを生かした指導方法がないものか…。

日々手探り、日々模索です。

 

By 天満教室