つぶやき
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小学校2年生のお子様の音読指導にて。
音読のスピードがとても速く、どう指導したらいいか悩んでいたところ…
そんなとき、ほかの先生から「『、』で1拍、『。』で2拍たたく」という指導方法を教わりました。
そこで私は、机を軽くたたいて、児童がそれに合わせて文章を読む…というやり方を、毎日実践してみたのです。
すると、2か月ほど続けた今では、私がたたき忘れると児童が“待つ”ようになり、
「、」「。」という読点・句点を意識して、落ち着いて読めるようになってきました。
準備物も要らず、すぐに始められて、しかも楽しく指導できるという点が、この方法の大きな魅力です。
さらに言うと、“ちょっとした工夫”でここまで変わるということに、音読指導の奥深さを改めて感じています。
さて、保護者の皆様も、お子さまの音読の際に「ここで少し止まろう」「この句点を意識しよう」といった“拍”を刻む工夫を、試してみてはいかがでしょうか。
読点・句点を意識することで、読むスピードを整え、意味のまとまりを捉える力が育まれます。
実際に、学びの現場でも「どこで区切って読むか=息継ぎのポイント」が音読をスムーズにするために重要だと指摘されています。
(参考サイト: c-mam.co.jp)
音読が「ただ読む」だけで終わるのではなく、文章の意味を味わいながら読む習慣へ移るよう、楽しく取り組んでいけたらいいですね。