児童発達支援
Child development support
「困らないために」 よりも
「困った時にどうするか」を学ぼう。
「読み」「書き」「計算」だけでは、 小学校での「困ったな」はなくならない。「つまずき」を「自分の学び」に 変えることが重要!
テトラcocoの児童発達支援では、小学校での「困ったな」を「自分の学び」に変える力を育てます!
「困ったな」 を 「自分の学び」 に変える力とは!?
学びを「つなぐ」ということ
幼児期の学びを、小学校の学びにスムーズに「つなぐ」ために、現在小学校では、「スタートカリキュラム」を実施しています。
スタートカリキュラムでは、小学校をゼロからのスタートではなく、子ども達が幼児期に積み上げてきた学びの上に、小学校の学びを積み上げていくために小学校1年生の最初の3ヶ月間を使用して学校に慣れていくところから始めます。
このように、保育園・幼稚園から小学校へのスムーズな移行というのが「就学」時には重視されています。
小学校の学びを支えるための、幼児期の学びとは…
小学校の学習指導要領では、小学校の教育の中で、「学びに向かう人間性」「知識及び技能」「思考力・判断力・表現力」の3つの柱を育てると明記されています。
その小学校の3つの柱の土台として幼稚園の教育要領では、「幼児期に育って欲しい10の姿」が明記されています。
「幼児期に育って欲しい10の姿」とは…
- 健康な心と体
- 遊びや生活を通して、危険な場所や避難時の行動を理解し自ら安全な生活を作り出す。
意識した行動が出来る。自分のやりたいことに向かって心と体を動かして取り組む。
- 自立心
- 自分の力でできることを考え、自分でしなければならないことを自覚して行う。
自ら遊びを生み出し、自分なりに考えたり工夫したりして満足感や達成感を得る。
- 協同性
- 子ども達同士が自己を意識しながら、互いの違いやよさを認め合う。
みんなで目的を共有し、他者と協力して向かっていくことができる。
- 道徳性・規範意識の芽生え
- 自分の行動をふりかえりながら、してよいことや悪いことがわかり、自分の気持ちを調整し、相手の立場に立って考える。
他者の気持ちに共感したり、楽しく遊ぶためのルールを守ったりする。
- 社会生活との関わり
- 家族に対する想いや意識を持つ。
公共の場や地域の施設、保育園・幼稚園以外の世界に触れる。
- 思考力の芽生え
- 日々の遊びの中での興味を持ったり、発見したり、工夫したりすること。
他者の考えに触れることで自分の考えを変えたり振り返ったりする。
身近な物の特性や仕組みに気づき、楽しむことができる。
- 自然との関わり・生命尊重
- 自然に触れ好奇心や探究心を持って言葉で表しながら楽しめる。
自然の不思議さに気付いたり、生き物の生命の尊さに気付く。
- 数量・図形・文字等への関心・感覚
- 遊びや生活の中で、自分や友達の名前の表記を意識し、比較をしたり、組み合わせたりしながら数量や図形に親しむ。
自分で書いたり、読んだりすることで感覚を高める。
- 言葉による伝え合い
- 相手の話を注意して聞いたり、自分の想いや考えを言葉で伝える。
絵本や物語に親しみ、イメージを膨らまし、言葉で表現することを楽しむ。
- 豊かな感性と表現
- 日々の生活の中で心を動かすできごとに触れ、様々な表現を楽しむ。
友達と話し合いながら創造的な活動を生み出す。
幼児期の学びの「幅」を広げ育てることが重要
上記の幼児期の学びの中で、「読み」「書き」「計算」の力は、「数量・図形・文字への関心・感覚」に当たります。
このように見てみると、あくまでも「読み」「書き」「計算」は10個の内の1つにしか過ぎません。
小学校の学びにスムーズに繋げるためには、複合的な力を育て、幅を広げておくことが重要です。
もちろん「読み」「書き」「計算」の力は必要ですが、
そこだけに注目してしまうと、
小学校の学びが安定しません。
小学校の学びに向けて「幼児期に育って欲しい10の姿」
全体の力を育てて行くことが必要です。
学びの「幅」を広げ育てる中で、「困ったな」を「自分の学び」に変える力が育ちます。
学びのスタート | 目指す姿 | |
気づき | 「できてない」「むずかしい」 | 「困ったな。どうすればいいのかな?」 |
思考の芽生え | 「これはできない」「自分には無理だ」 | 「みんなはどうしてるんだろう?」「誰かに聞いてみようかな」 |
行動 | 「もうやめる」「泣いてしまう」 | 「周りを見てやってみる」「誰かにきいてやってみる」 |
結果 | 「自分ってダメなやつだ・・・」 | 「やった!できた!」 |
「困ったな」 を「学び」 に変えるために テトラcocoの小学校入学に向けた3つのプログラム
3つのプログラムで「幼児期に育ってほしい10の姿」を包括的に育みます。
複数のプログラムを並行して受けて頂くことで小学校入学に向けた効果的な学びを実現できます。
学校場面を想定した小集団の中で、「号令」や「当番活動」など学校での生活スキルを体験しながら学びます。
子ども自身に小学校入学後の生活に見直しを持たせ、「小学校での集団生活」の意識を育てます。
- 一定時間机に向かって課題に取り組むことができる。
- スケジュール(時間割)に沿って行動できる。
- 集団の中で指示を最後まで聞いて行動できる。
- 困った時、大人(先生)に言葉で伝えることができる。
- 先生の方を見て静かに話が聞ける。
※現在開講していません
コミュニケーションのツールとして「言葉」はとても重要です。 しかし、コミュニケーションは言葉によるものだけではありません。
視線・姿 勢・仕草・距離の取り方・話す時の表情や声のトーンも全てコミュニケー ションツールです。 より豊かな「言葉の力」を身につけ、伝える・伝わる喜び、覚える・考える力 を伸ばしましょう。
言葉の表現はさまざまです。できるだけ伝えたいことが明確に伝わり、相手との関係を保ちながら、楽しく会話ができるようにしたいです。また、就学を前に言葉での記憶力・思考力を高めます。
児童発達支援事業の個別学習支援では、「言葉」「数」「機能訓練」などの基礎的な<学習スキル>と小学校の「集団の中での学習」を支える<学習態度>を育てます。
また、子どもの特性に合った「学び方」を見つけ、小学校入学後の「集団の中での学び方」をサポートします!
ことば | かず | 手先・体幹訓練 |
---|---|---|
使える言葉が増える | 数や量がわかる | 手先を思い通りに動かせる |
自分で考えて話せる | 数の操作ができる | 40分間イスに座って勉強できる |
ひらがなの読み書きができる | たし算・ひき算ができる | 正しいえんぴつの持ち方ができる |
「子どもの特性に合った学び方」 って!?
子どもはそれぞれひとり一人様々な特性を持っています。
そのため理解しやすい学び方もひとり一人異なります。
「書く」という一つの学習を取っても、
その周りには、たくさんの力やスキルがあり、その複合的な連動によって「文字を書く」ことができます。
この中のどの力が弱いのかを詳細に把握することで、その子に合った学び方が見えてきます。