テトラcoco通信
Column
【谷町SSTジャンプクラス】ジャンププラネタリウム!
「クラスで一つの物を協力して作り上げること、あきらめずに最後まで取り組んだ時の達成感を感じてもらうために、毎年3か月間、作品制作を行っています。
今年のテーマは「宇宙」で、個人作品として宇宙服や惑星、プラネタリウムを、全体(クラスで協力して制作する)作品として直径90㎝の地球を制作しました。
子ども達には、
①最後まで自分の力でやり切ること
②嫌なこと、苦手なことでも工夫しながら取り組むこと
③みんなで協力し合うこと
を意識してもらいました。
というのも、去年も同じメンバーで工作に取り組んだ際、「絵を描くのは嫌だ」や「うまくできないから先生がやって」など、なかなか課題に乗り切れない姿が見られていたからです。
今年も単純な工程の作品ばかりではなく、去年よりも複雑な作品や子どもたちがイメージし具現化するような作品を用意していたので、後ろ向きな発言が多いかも…と心配していました。
ですが、その予想に反して今年は一度もネガティブな発言が出てきませんでした!!!
むしろ、「こういう風にしたらいいよ」と子ども同士で共有したり、「うまくいかなかったけど、もう一回自分でやり直したい」と私たちに言いに来てくれたりと、驚くほどに前向きに取り組んでくれていました。
去年、一生懸命作った作品を飾った時の感動やお母さんや先生達にいっぱいほめてもらったことが、「がんばったらできた!」という成功体験に結びついてくれていたみたいでした。
今年も、教室の一画をプラネタリウムに変身させ、お母さんたちに見に来てもらいました。
お母さん達も子ども達の話を優しく受け止めたくさんほめてくれたので、子ども達はほっぺたを真っ赤にしてにこにこと過ごしてくれていました。
この日もしっかりと子ども達の心の中に「がんばったらできた!」が残ってくれていたらいいな、と思っています。