【小学校準備クラス】給食当番の練習!

【小学校準備クラス】給食当番の練習!

当番活動にも慣れてきた子ども達。

「起立、礼、着席」の号令も上手に元気よく言ってくれるようになりました。

就学前のお子様を対象とした「小学校準備クラス」では、小学校にあがった後の生活を体験的に学んでいます。

 

12月には給食当番の練習が始まりました。

給食の白衣を着ると、すっかりその気になってワクワクしている様子が見受けられました。

 

配膳の仕方や片づけ方、給食の入った重い食缶を友達二人で力を合わせて持って歩くことを練習しました。

実際の小学校の給食で全員分の昼食を運ぶことを体感してもらおうと、本物の食缶を使用し、食缶の中には水の入ったペットボトルを入れてかなり重い状態で子ども達に持たせてみました。

最初は、歩く方向を向いても持ち手が逆になって上手く歩けなかったり相手の友達と歩調を合わせられなかったりとギクシャクしましたが、繰り返し教室の中を食缶や食器かごを持って歩く練習をしていくうちに、少しずつ要領がわかった様子でした。

また、お玉やトングを使って食べ物を食器に入れることや、お椀やお皿をトレーに乗せて自分の席まで運ぶことも楽しみながら順番に行いました。

 

白衣の着脱や給食袋の中に白衣をたたんで入れることに関しては、個人差が大きいところです。

たためたとしても袋に入れる時点でくしゃくしゃに突っ込むことになる子が多く見られました。

また、かかる時間も子どもによって大きく差がでます。

上手に素早くできるようになるには繰り返しやってみることが必要です。

家庭でも洗濯物をたたんだり、たたんだ物を仕舞ったりする経験をもってもらい、日頃から自分の衣服の扱いに慣れておくとよいと思います。

 

 

最終日には、食缶の中身がお菓子に変身!

給食当番子に当たった子どもが、一人一人のお椀やお皿に決まった数のお菓子をお玉やトングで配りわけました。

色とりどりのお菓子が入った食器をトレーに乗せ、席についた子ども達はとても嬉しそうな笑顔でした。

その後、コロナの感染予防の為実際には食べないお菓子を給食のつもりで食べるフリをする子ども達の仕草は本当にかわいかったです。

 

最後には持ち帰りの袋にお菓子を入れて、袋の口をモールでとめることにしました。

しかし、そのモールをねじってとめる作業が難しくて難しくて…。

たくさんの子どもが苦戦していました。

モールの両端をクロスさせてねじること、これも経験です。

どうすればいいのかわからないのであれば友達や先生に聞いたり、どんなに不格好でもなんとか自力で止めたりする経験をしていくということが、次の機会に活きてきます。

 

普段、何気なくしてあげていることも試しに手をかさずに見守ってみると、意外に難しいところがあるかもしれません。

「できるだけ自分で」「できない時には○○する」この2つをしっかり定着させていき、これから就学までの3か月を有意義な時間にしていきたいと思っています。