避難訓練を実施しました!

避難訓練を実施しました!

11月15日に中央消防署から消防士さん3名を招いて、テトラcoco全教室の職員・講師が集まり消防訓練を行いました。

テトラcocoでは、普段から子どもたちと火災や地震を想定した避難訓練をしたり、職員だけで職員の動きをシュミレーションするための避難訓練を行ったりしています。

さらに専門的な視点からアドバイスを受けるために、数年に一度は消防士さんに見ていただく訓練も行っています。

今回は、まず、職員が指導者役・児童・幼児役になって避難訓練を行いました。

名札もつけて、誰がどの役割に当たっているのかを明確にして、訓練を開始しました。

実際に逃げる場面では、下駄箱が置いてある場所での子どもや職員の動きを統制するのに工夫が必要でした。

それぞれの職員が声を掛け合い、状況を正しく把握していくことが重要だと感じました。

また、子どもへの声かけや、子どもと階段を降りる際に気を付けないといけない事など、様々な気づきがありました。

 

消防署の方からの総評としては、避難計画に沿ってきちんと避難できていることを評価いただきました。その後、補足として、

  • 煙が教室内に入ってこないように、避難できる体制になってから玄関ドアを開ける。
  • 消火器が使えそうな火災時は、消火器を使って初期消火に協力する。
  • 身の安全確保のために固定電話からでなく、携帯電話を使って避難しながら通報する。
  • 119番通報する際には、住所とともに最寄りとなる目印を伝えることが大切である。例えば、大手前教室の場合は「法務局の北側」のように目印からの方角も言えるとよい。

といったアドバイスをいただきました。

 

 

他にも、消火訓練として、消防士さんから消火器の使い方や気を付けることを教わりました。

  • 消化器の噴射時間は15~20秒と大変短いので、初期消火として消火器は使用する。火が天井付近にまで燃え上がっていたら直ちに避難する。
  • 火事を発見したら「火事だ、火事だ!」と大声で周りに危険を伝えながら消火にあたる。
  • 消火器は内容物が細かい粒子なので、噴射すると周りが見えなくなる可能性がある。必ず自分の安全確保のために逃げ道を確認してから消火する。特に室内の場合は、ドアを開けて逃げ道を作っておく。
  • 安全ピンを早く外すと、力が入って無意識にレバーを押してしまい遠くから噴射してしまう。できるだけ火元に近づいてから安全ピンを外す。
  • 炎に噴射しても火は消えない。炎の下、火元を狙って噴射する。

という教えを受けて、消火器を使ったことがない人を中心に、訓練用の消火器を使って消火訓練をしました。

一見簡単そうに思えるのですが、消火器が重いのでレバーを引いて持ってしまい火の元に行く前に噴射してしまったり、栓を抜くのに手間取ったり、実際やってみると気持ちがとても焦ることがわかりました。

消火訓練の大切さを実感しました。

 

最後に職員から消防士の方へ質問をさせていただきました。

地震の際の避難の仕方や、高層階の避難の仕方、携帯電話の扱いなど、防災について普段疑問に思っていることを直接伺うことができました。

 

地震の際にどう避難するのかについては津波の予測などにより、地域によって違うそうです。

また高層階でも、無理な場合は上階に逃げるが、基本はできるだけ1階に避難することが望ましい、持って逃げる余裕があれば携帯電話を持って避難するなど、それぞれの質問に対して具体的に教えていただきました。

電話をすればどこから電話がかかっているのか消防署の方でわかるのかという質問に対しては、今の技術では場所の特定までは難しいので、住所や目印などを的確に伝えてほしいとのことでした。

 

今回の講習会でアドバイスを受けたことはすぐに次の訓練に取り入れるとともに、職員・講師一人一人が子どもの命を守るのは「私たち」という意識を持って訓練を行いたいと思います。

 

お忙しい中、テトラcocoの消防訓練に来ていただいた中央消防署の消防士の皆様に深く感謝を述べさせていただきます。ありがとうございました。