テトラcoco通信
Column
作品展に向けた映像製作!【谷町教室ライフスキルクラス】
現在、谷町教室ライフスキルクラスでは12月の作品展に向け映像作品の撮影が行われています。
テーマ・内容は生徒で決め、自分たちの作品を協力して完成させます。
谷町ライフスキルジュニアクラスにとっては初めての映像作品なので、
どんな作品案になるのかと楽しみにしていました。
映像作品は動画のテーマを考える所から始め、
それを実現するためには何が必要であるかも個々に考えて書きだしてもらいました。
イメージを言葉にして具体的な案を書く生徒もいれば、考えがあっても上手く書き出せない生徒、
考えるのが苦手でキョロキョロしながら苦戦する生徒、指導員に相談しながら進める生徒など
様々なようすが見られましたが、2週かけてしっかりと考えてもらいました。
そして、出てきた案がこちら。
「たたいてかぶってジャンケンポン」
「ケーキ10コ大食い」
「谷町クイズ」
「テトラあるある」
「ドラマ」
「映画」
「みんなでダンス」
「チャレンジ動画」
みんなの前に一人で立ち、緊張の中の発表でしたが、
他の生徒からの「おお~!」という声や、「いい~!」といった笑い交じりの声や拍手に安堵した表情が見られました。
多数決で決めようとしたものの、どれも捨てがたいということですべての案を合体させた短編ドラマを
制作することに決定。ドラマの流れを考えながら、役割分担もみんなで考えていきます。
「○○はどうかな?」「これならいけるんじゃないですか?」など、挙手して積極的に提案してくれる生徒や、「それいいかもー!」と相槌をうったり、ウンウンと頷く生徒の姿も。
少しずつメンバーのイメージが具体化されていきました。
そして10月、撮影開始です!
撮影前の練習時間はみんな必死で練習します。ペアの子とどのセリフを読むか相談したり、アドリブを考えたりと、賑やかな時間が過ぎていきます。
「○○って言うのはどう?」
「それ、いい!」
「よし、これでいこう。どっち読む?」など積極的に話し合いができているペアや、
「んー…どうする…?」
「うーん…どうしよう…。」と話しが難航して指導員が声をかけながらも時間ギリギリに決まるペア、
「セリフは決まってるから、どっちが読むかはその場のノリと空気で!」と、ほぼ何も決めることなく撮影に挑む挑戦的なペアもいました。
あっという間に撮影の時間は近づき、いざ撮影開始!
「照れる!」「あー緊張する!」「恥ずかしい~」などと最初は殆どの子が口にしましたが、やってみると心は役者!悔しい表情や、やってやったぜと言わんばかりの勝利の顔、感情のこもったセリフなど、子ども達がそれぞれ演じ、ドラマ撮影が進んでいきます。
一気に数シーン撮ることも必要とされるので、すんなりとは進行しません。
誰かが間違えると、また最初から。「くそー…」という悔しそうな声や、「あ~…間違えた、ごめんなさい」という焦った声が飛び交うこともありますが、見守っている生徒はずっこけるフリをしてみたり、小声で「頑張れ~…」と言っていたり、出番のない待機側もサポートとして参加していることに嬉しく思います。
撮影中に声が入ったり、台本に集中して紙のくしゃっとした音が入ってしまったり、しゃっくりが止まらない、セリフを忘れてしまう等のハプニングは絶えずありますが、「何度やり直しになっても耐える心」「ドンマイと言ってあげられる気持ち」「苦手な事・嫌な事・恥ずかしい事でも全力でやってみること」「全員で作成したという達成感」などを動画撮影が進むとともに学び、生徒たちの心の中で育まれればいいなと思います。
まだまだ完成には程遠いですが、
谷町ライフスキルジュニアチームで日々頑張って撮影していきます。