テトラcoco通信

Column

新型コロナウィルスの感染拡大が留まることを知らず、三回目の緊急事態宣言下にある中で、今後子ども達が知っておくべき知識として何があるかを考えました。

そして、人混みを避けて生活しなければならない現状も踏まえインターネットでの買い物体験をすることに。

これは初の試みです。

 

毎年「身だしなみ学習」と「買い物学習」の両方を体験学習として実施していたこともあり、今回はネットショップで自分の洋服を購入することを経験してもらいました。実店舗では試着もできますが、ネットショップでは記載されているサイズ表だけが頼りです。

実際に購入する前に「気を付けなければならないこと」「どのような情報が必要か」などの確認をして、互いに採寸をしました。採寸も、メジャーが真っ直ぐではなかったり身幅と腰の位置が同じになっていたりと苦戦しました。

自分達で洋服を選び、住所等の入力も一人でします。一度指導員が実際に注文完了までの過程を見せてから個々での注文に移ります。ここで、事前に選んでいた服の在庫がなかったり、住所はひかえてきたけど郵便番号がわからなかったり…入力欄を間違えて最初から入力し直しなど様々なハプニングも。

無事にみんなが服を買えてお披露目をしながら振り返りをすると、代引き手数料は２回目の注文時には免除になると思い込んでいた生徒がいたり…日時指定して受け取りを待っている間も、自分の思っている時間になっても届かないため不安になった生徒もいたようです。代引き手数料の仕組みや時間指定には２時間程の間があることなど、知らないことが沢山あったようでした。また、自分にはネットショッピングよりも実際に買いに行く方が合っていると思う生徒もいました。

社会の流れが変わっていく中で、自分に合う生活様式を意識することも必要ですし、やむを得ずの場面があった時に上手に対応する力も必要です。ライフスキルクラスでは、実際に生きていく中で必要な知識をなるべく体験を通して学んでほしいなと思っています。