テトラcoco通信
Column
社内講師研修会を実施しました。
テトラcocoでは、スタッフ・講師の学びの場として年に3回の講師研修会を
実施しています。
今回は「発達検査を活用したアセスメントと解釈の仕方」というテーマのもと、
星槎大学教授 西永堅先生に講義をしていただきました。
発達に偏りのある子ども達を見ていく中で、私達も発達検査の所見を読む機会は多く、
またテトラcocoでも必要に応じて検査をとることが多々あります。
大切なことは、その検査結果から子どもの得意・不得意を理解して指導に役立てること。
そのためにも、検査の目的、特徴等は知っておくべき必要があると考えての研修会でした。
発達検査では、個人の中の能力の差が数字として出ます。
しかし、その数値だけで目の前の子ども達を判断することは難しく、
また数値だけで判断してはいけないのです。
テトラcocoでは発達検査を「何が得意で何が不得意なのか」を見つけ、
どこを活かして学力をつけていくことができるかを考える指標としています。
子どもの「できるところ」にヒントがあり、それがアセスメントに繋がります。
そして、この部分こそが私達が大切にしているところでもあります。
今回の研修会では、目の前の子どもの中にある潜在能力や得意なところを
いかに引き出していけるか、得意なもので不得意なところをどう補っていくかを
考えることが大切だということ、年齢や学年、発達検査の結果に囚われずに
その子に合った学習支援を考えて提供することが
私達の役割であることを再認識することができました。