【谷町ライフスキル】谷町ライフスキルキャンプに行ってきました。

【谷町ライフスキル】谷町ライフスキルキャンプに行ってきました。

谷町教室のライフスキルクラスは3月29日(金)、3月30日(土)の2日間で

大阪府立少年自然の家でキャンプを行いました。

 

今回で4回目を迎えるライフスキルクラスのキャンプは、

普段の学校生活では「誰かについていく」、「誰かが助けてくれる」、

「全力で何かに取り組むのは格好悪い」、「失敗したらどうしよう」

などの感情に流されやすい子ども達や、

大きな集団の中では埋没してしまいがちな子ども達が

自分たちが動かないと生活できない状況の中、

他者と時間を共有し、「楽しいこと」の中から「自立」の体験を積み、

「自律」や「新しい自分の一面」、「これからの課題」などを知って、

考える機会になることを目的として行っています。

 

キャンプは出発する一週間前の準備から始まり、子ども達が各自で準備した持ち物を

一度教室に持ち寄り、忘れ物がないかなどを皆で確認し、出発に備えました。

 

キャンプでは自分のことは自分で行わなければなりません。

食事では、配膳と片付け、ベッドの準備ではシーツや掛布団のセッティング、

普段はゆっくり入ることのできるお風呂も時間が決まっており、

管理する機会の少ないお金の残金管理も自分で行います。

参加が初めてとなる1年生もいたので、どうなるかと少し心配していた部分もありました

が、動き方がわからずに戸惑う子や、周囲をキョロキョロしている子を見た3年生が、

準備を手伝うなど、先輩らしい一面が見られました。

 

また、なかなか本気になって行うことが少ない、レクリエーションゲームや

バスケットボールでは、最初は気乗りしていなかった子もいたものの、

息を切らしながら取り組み、すぐに水筒の中身が空になり、

皆で自動販売機に飲み物を買いに行きました。

 

白熱したバスケットボールでは、直前に決まったチームでの対決も行いましたが、

勝ったチーム内では自然とハイタッチや、お互いに「よし!」と声をかけ合う姿、

普段は大人しい子の負けず嫌いな姿などが見え、嬉しく思いました。

また、スタッフを中心に試合を行っている子の名前を叫ぶ応援が始まり、

想像していた以上に大盛り上がりでした。

 

負けたときや、失敗したときは悔しい表情を見せつつも、楽しそうな様子や、

「来年も来たい。」「もう終わりか。」と呟く子ども達を見て、

「楽しむこと」の中から、将来必要になるスキルの練習として、

良い経験をしてもらえたのではないかと思っています。

 

仲間と時間を共有し、自分が行動しないと過ごすことができない状況の中でのキャンプ

では、普段教室の中では見ることのできなかった子ども達の開放的な一面や、

活動的な一面、先輩らしい一面など、スタッフも初めて知るような顔を見ることができ、

成長を感じました。

 

4月からは、今回積極的に引っ張ってくれた中学3年生が卒業し、

新しく中学1年生が加わったライフスキルクラスでの活動になります。

どんなクラスになるかは想像がつきませんが、今回のようなキャンプや、

様々なことを体験する中で、何か1つでも子ども達の中に残るものがあるといいなと思います。