テトラcoco通信
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チャレンジ模試実施レポート
模試実施レポート: テトラcoco 高等支援学校「チャレンジ模試」
(11月9日/大手前教室)
先日、2025年11月9日日曜日、雨天の中、テトラcoco大手前教室にて「高等支援学校受験対策 公開模試 “チャレンジ模試”」を実施いたしました。15名の中学生にご参加いただきました。
会場・実施の様子
朝方から雨が降りしきるあいにくの天候でしたが、参加者の皆さんは受付時間に集合されていました。教室内は静かで、落ち着いた雰囲気でした。席には余裕を持たせ、受験本番の環境にできるだけ近づけるよう配慮しました。
開始前に、当日の注意事項をあらためてお伝えしました。
・試験中は私語や大きな動きを控えていただくこと。
・問題用紙・解答用紙のページ番号・設問番号を確認すること。
・時計見ながら時間配分を考えて進めること。
・途中退出・退室は極力控え、最後まで取り組むこと。
・困ったことがあれば挙手をして知らせること。
こうした点も、“本番を想定した模試”として重要と考えています。
出題内容
本模試は、いわゆる高等支援学校(職業科等)受験に近い類題を用意いたしました。出題項目は以下の通りです。
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言葉(語彙・言葉の意味)
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読解(文章を読み取り、問いに答える)
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計算(四則演算・文章題)
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図形(平面・立体図形の理解)
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表・グラフ・地図など(資料の読み取り)
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作文(指定文字数・テーマあり)
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作業(条件を満たして作業を行う/処理速度・正確さ)
これらの出題形式は、過去の高等支援学校受験の傾向を分析し、模試としての実践力を測る場として設計しました。
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受験中の様子
試験開始の合図とともに、参加児童の多くが時間いっぱいまで真剣に取り組んでいました。
机に向かう姿勢、ペンを持つ手の動き、問いを見つめる眼差しから、緊張と真剣さが漂っていました。ある児童は、計算問題の途中で一度筆を置き、時計を見ながら落ち着いて問題に戻る場面も。作文に向かって頭をひねる姿、図形問題で何度か紙をめくり直す様子など、「本番を想定した模試ならでは」の空気がありました。
ただ、全員が完答できたわけではなく、ページめくりの操作に戸惑いが見られたり、表・地図の設問で迷いが出たり、タイムオーバーになってしまったりする場面もありました。
今冬の予定・今後の改善
今回の模試実施を受けて、以下のように今後の展開を準備しています。
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令和6年度実施分までの“チャレンジ模試過去問集”を今冬発売予定です。参加できなかった方、今後受験を控えている方も、模試形式に慣れる機会として活用いただけるよう準備中です。
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今回、多くの学び・反省点がありました。例えば、机上に出して置けるものの説明や問題用紙についての説明、カンニング行為についてのルール、次年度実施時にはさらに改善を図ります。
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参加者には結果票を郵送し、行動観察とアドバイスをつけ、保護者様とお子様が振り返りを行えるようにしたいと思います。
おわりに
今回ご参加くださった15名の皆さま、ご協力ありがとうございました。受験を目前に控えた子どもたちが「本番さながら」の環境で取り組むことで、自分自身の準備状況を客観的に知る貴重な機会になったと感じています。天候というハードルを超えて、最後まで集中していた姿には大きな拍手を送りたいです。
一方で、「もっとこうすればよかった」「もう少し配慮できた」など多くの改善点も明らかになりました。運営・事務局のサポート体制にもう少し強化が必要と感じられました。次年度はよりブラッシュアップし、対応できるようにします。
今後もさらに充実した模試を提供できるよう、スタッフ一同精進してまいります。
今後とも、子どもたちが安心して進路を見据えられるよう、しっかりサポートしてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
改めて今回はご参加いただきありがとうございました。