テトラcoco通信
Column
【谷町ライフスキルクラス】お別れキャンプ
2021年度最後のライフスキルクラスはジュニアクラス、シニアクラス合同でキャンプに行きました。
3月25日(金)~26日(土)の一泊二日で、場所は大阪府貝塚市にある「少年自然の家」でした。
キャンプの目標は「自分の事は自分でする」です。
準備や、現地に着いてからの事、自分の事は最後まで自分1人で出来るようになってもらうのが目的です。
<1日目>
25日の朝、大きな荷物を持って集合しました。
数回しか会った事が無いメンバーがいたり、初めての外泊行事という事もあり緊張が顔に出ており、いつもより静かだったり、逆におしゃべりになる子ども達の姿が見られました。
班は学年がバラバラになるように構成されていました。
同じ班の子ども達にぎこちなく挨拶をして、職員からお菓子、お茶を受け取り、移動の説明を受け、いざ出発です。
移動は電車、バスを乗り継ぎ、約2時間かけて行きました。
交通系の電子マネーを持っている子もいましたが、半分ぐらいの子ども達は現金で切符を購入しての移動でした。
運賃表を見たり、分からないところはスタッフに確認したりし、自分で切符を購入しました。
特に大きなトラブルなく子ども達みんながテキパキ動いてくれたおかげで、予定より早く到着することが出来ました。
入館までの間は広場でレクリエーションを行いました。
移動中に会話したこともあり、この段階で緊張している子はほとんどいませんでした。
逆に自分から声を出していたり、子ども同士で声を掛け合う姿も見られ、楽しんで参加していました。
入館してからはまず荷解きを行いました。
今後の活動に向け、着替え、お風呂、就寝の準備をし、その後、敷布団、掛布団、シーツを敷きました。
ここで苦戦する子が多かったです。
シーツは見本がありましたが、敷き方が一つ一つ決められており、何度もやり直しをしていました。
3年生は手際良く、早々に終わらせており、1年生の子に声をかけてあげる姿も見られました。
その後は夕食を食べ、体育館でバスケットボール大会、入浴後みんなでUNO大会をし、就寝しました。
バスケットボール大会は班対抗で行いましたが、作戦会議をしたり、プレイ中は声を掛け合う姿が見られ、班のメンバーで一丸となって取り組んでいる姿が印象的でした。
又、バスケットボールは苦手という子も多い中、全員が積極的に班のメンバーのために動いており、シュートが決まった時はハイタッチをする姿も見る事が出来ました。
<2日目>
2日目は帰りの準備をして、シーツ、布団を畳み、朝ごはん、レクリエーション、昼食を食べ、自然の家を出ました。
退所時の部屋の点検では、何度もやり直しになっている子もいましたが、合格が出るまで投げ出さなかったり、年上の先輩に声をかけてもらいながら最後まで自分で取り組んでいました。
レクリエーションは残念ながら雨が降ってしまったので、室内で行うことになりました。
フィンランドの「モルック」という競技をみんなで取り組みました。
全員初心者でしたが、みんなでルールを確認しながら、声を掛け合って進める姿が印象的でした。
「楽しかった!」という声が多く上がり、帰りのバス、電車でも話題に出てきました。
帰りの電車では疲れ果てて寝ている子がほとんどでした。
このキャンプを通して特に2、3年生の頼もしさを感じました。
自分の事だけでなく、同じ班、部屋の子ども達にも声をかけてあげる姿が何度も見られました。
2年間ライフスキルを一緒にやってきた成果が出ていたと思います。
1年生も先輩に促されながら自分のことは自分で最後までしようとする姿が見られました。
来年、再来年行く時は今回の先輩の姿を見習って後輩に声を掛ける姿が見られたら嬉しいです。