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保護者の方へ

For Parent

テトラcoco4つのco(協働、共感、意思の伝えい、調整)

テトラcocoが大切にしたいこと

4つ(=テトラ)の「co」(=共に)を大切にしたい… そんな思いで『テトラcoco』は生まれました。

テトラcocoでは、認知と行動の理論に基づき、個別学習やグループ学習を通じて、自分や他者のこと、周りの状況や社会のことをよく知り、正しい知識を身につけ、適切な言動ができた経験を積み重ねることで将来の社会的自立を目指します。

認知と行動の理論に基づくアプローチとは

私たちのものの考え方や受け取り方(認知)に働きかけて、気持ちを楽にしたり、行動をコントロールするアプローチ法。

事例

今日、Sちゃんは明日の持ち物がわからなかったのでクラスのLINEで「明日の持ち物なに?」と聞いた。既読はすぐに何件もついたが、誰からも返信が来なかった。
「きっと、クラス全員が示し合わせて私を無視しているんだ」と思い悲しくなった。「何か、クラスで嫌われることしたのかな?」、「私に障害があることを知られてしまったのかな?」など、いろいろ考えて落ち込んでしまった。
やらなければいけない宿題も手につかなくなり、おなかが痛くなった。

  • できごと(事実)黄色
  • 頭に浮かんだ考え青色
  • 気分・行動・身体紫色
認知と行動の理論に基づくアプローチ

私達の気持ちや行動は、その時に頭に浮かんだ「考え」(認知)によって影響される

事例(青色:頭に浮かんだ考え)
「きっと、クラス全員が示し合わせて私を無視しているんだ」と思い「何か、クラスで嫌われることしたのかな?」、「私に障害があることを知られてしまったのかな?」など、いろいろ考えて
事例(黄色:できごと)
今日、Sちゃんは明日の持ち物がわからなかったのでクラスのLINEで「明日の持ち物なに?」と聞いた。既読はすぐに何件もついたが、誰からも返信が来なかった。
事例(紫色:気分・行動・身体)
悲しくなった。落ち込んでしまった。やらなければいけない宿題も手につかなくなり、おなかが痛くなった。

指導体制

経験豊かな指導員が連携して、一人ひとりに寄り添った指導を行っています。

  • 授業終了後の課題整理とフィードバック
  • 事例検討会(3ヶ月に1回)
  • 個別支援計画の評価(6ヶ月に1回)

指導員(非常勤含む)

  • 特別支援教育士
  • 臨床発達心理士
  • 臨床心理士
  • 社会福祉主事
  • 小・中・高校教諭
  • 保育士
  • 児童指導員

子ども達は何に困っているのか

テトラcocoに来られるお母様から、以下のような相談をお受けすることがよくあります。
・「忘れ物も多くて、テスト前の提出物も全然やる気がないんです。」
・「板書も写さないで、授業中ぼーっとしてるか、授業に関係ないことばかりしてるみたいで・・・」
・「さっき言ったばかりなのに、すぐ忘れてしまうみたいで・・・・聞いていないんですよね。」 などなど。

本当に子ども達は 「やる気のない困った子ども」なのでしょうか? 私たちが出会った子ども達は、みんな「やらないといけないこと」も「出来ない自分」もわかっています。でも「どうしたらいいかわからない、どうしたら出来るかわからないと・・・・困っている子ども」なのです

背景にあるつまずきとは
背景にあるつまずき2
それぞれの障害の特性

児童数・生徒数から見る子どもの様子

平成24年度文部科学省より、公立の小・中学校の通常の学級において、通常の学級に在籍する知的発達に遅れはないも のの発達障害の可能性のある特別な教育的支援を必要とする児童生徒で、学習面又は行動面において著しい困難を示す児童生徒が 6.5%(推定値)程度の割 合で在籍しているとの報告がなされました。(平成24年12月文部科学省調査)。 これは、学校の担任教員が調査に回答した数字であり、これらの児童生徒以外にも、困難があり教育的支援を必要としている児童生徒がいることは容易に推察されます。

また、平成24年度に発表された通級による指導を受けている児童生徒数は、10年間で約2倍になっており、その中でもADHD、自閉症、学習障害、等の児童生徒数が著しく増加しています。発達障害の可能性のある特別な教育的支援を必要とする児童生徒への対応は、学校だけでなく、学童クラブなどの放課後支援事業においても大きな課題となっております。

児童生徒数の推移

児童生徒数の推移

通常の学級に在籍する発達障害の可能性のある特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査結果

通常の学級に在籍する発達障害の可能性のある特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査結果

支援者が大切にすべきこと

発達障害の子ども達の困り感は、ひとり一人違います。「板書をノートに写せない」という現象をとってみても、その背景にあるつまずきはたくさんあります。

  • 黒板とノートを交互に視線を移動させることが苦手。
  • 視線を移動させた時に、さっき見ていたところがわからなくなる。
  • 言葉のまとまりがわからないので、一字一字見て写しているため時間がかかり、途中で消されてしまう。
  • 不器用さがあり、字や絵を書くことが苦手。

などなど・・・。 その子どもひとり一人が持つ困難の背景にあった支援を行わなければ、効果は得られないのです。
もちろん、すべてが上手くいくとは限りませんし、つまずきも一つとは限りません。ほとんどの子どもが重複している場合が多く、すべてに効果のある支援が出来るとは限らないのです。
それでも、支援者が子ども達が出来ることを信じて、願って、子ども達と共に一生懸命に考えてトライする姿を通じて、人との信頼関係や自己肯定感を育み、「自分らしく生きていく力」を身につけてくれると信じています。

現象を捉える
何に困っているのか
アセスメント
困り感の背景は何か
手立て
どんな支援が必要か
出来ることは何か
評価
出来たことを褒める
出来なかったことは手立てを変える

つまずきの背景にあるもの

聴覚情報の取捨選択が困難
提出物の有無、期限、提出方法など必要な情報を聞き取ることができない。
聞き流すべき事も耳に入ってきてしまい、授業に集中できない。
他の生徒のからかい等にすぐに乗ってしまいトラブルになる。
視覚情報の取捨選択が困難
テストの範囲などが書かれたプリントから、必要な情報を読み取ることが出来ない。
周囲で起こっていること等が視界に入ってきてしまい、授業に集中できない。
テストなどの問題文の中の、「下線部①」や「文中のカタカナを漢字にしなさい」等の指示されたところを見つけることが出来ない。
ワーキングメモリーの弱さ
板書の視写に時間がかかる。
一斉指示の聞き洩らしが多い。
一度に複数の指示があると一部の指示しか残らない。
複合課題を進められない。
プランニング力の弱さ
活動の手順が理解できない。
手順通りに出来ない。
優先順位がわからない。
発言にまとまりがない
作文を書く事が苦手。
他者視点に立つことが困難
知識はあるが、文章題の理解や物語文の読解が苦手。
言語表現で、自他の区別の使い分けが出来ない。(~をした。~をされた。の使分け等)
相手を傷つける言葉を無意識に言ってしまう。
未学習・誤学習
教室内の立ち歩きを注意されなかった。
気に入らない授業は出なくても注意されなかった。
持ち物の準備を自分でしたことがない。

合理的配慮

合理的配慮とは
障害のある方々の人権が障害のない方々と同じように保障されるとともに、教育や就業、その他社会生活において平等に参加できるよう、それぞれの障害特性や困りごとに合わせておこなわれる配慮のことです。ただし、均衡を失した又は過度の負担を課さないものとされています。

2016年4月から「障害者差別解消法」が施行され、法律的に合理的配慮をしなければならないこととなりました。学校では、国公立の小中高大学校は法的義務、私立の小中高大については、努力義務となっています。
ただし、合理的配慮の実施については、希望者からの発議が前提となり、そこから配慮内容について話し合うという流れになりますので、しっかり「つまずきの背景や困り感」を子供たち自身が言えることが大切です。

合理的配慮の事項

  • 教員、支援員等の確保
  • 施設・設備の整備
  • 個別の教育支援計画や個別の指導計画に対応した柔軟な教育課程の編成や教材等の配慮

合理的配慮の実例(受験)

合理的配慮の申請には根拠の提示が求められます!

合理的配慮の申請には、その配慮がその子にとって本当に合理的であり、その子がその配慮によって本来の力を発揮できるというエビデンス(証拠)が必要とされています。
特に、受験で配慮を受けるには、学校の定期試験や実力テスト、チャレンジテスト(大阪市)、統一試験(大阪府)等でその配慮を受けている実績が必要となります。また、配慮の内容については個別の支援計画に記載されていることが前提となっていますので、日頃から学校と連携しておくことがとても大切です。

合理的配慮の実例

情緒障害
個別学習や情緒安定のための小部屋等の確保
対人関係の状態に対する配慮
LD、ADHD、自閉症等の発達障害
個別指導のためのコンピュータ、デジタル教材、タブレット、
小部屋等の確保
クールダウンするための小部屋等の確保
口頭による指導だけでなく、板書、メモ等による情報掲示
支援員の配置

合理的配慮の実例

  • 別室受検
  • 試験時間の延長
  • 集団面接を個人面接で実施
  • 問題用紙の拡大
  • 問題文の読み上げ
  • 監督者による口述筆記
  • 前日に試験会場の下見
  • 介助者が同席
  • 保護者の別室待機
  • 学力検査問題の漢字のルビ振り
  • 集団面接の際、誰かが先に行動を見せないと自分ではできない面がある生徒に対し、同じ中学校の受験生と同じグループで受験させた
  • 面接の際、質問をわかりやすく伝え、回答を急かさない
  • 面接の順番を早める

合理的配慮の実例(大学入試センター試験)

  • 試験時間の延長(1.3倍)
  • チェック解答
  • 拡大文字問題冊子
  • 注意事項の文書による伝達
  • 監督者による口述筆記
  • 別室の設定
  • 試験入り口までの付添者の同伴